コンセプト
「造形教育研究会アトリエちびくろ」は、月に一度、小平市周辺の子どもたち100余名とものづくりや身体を動かす活動をしている武蔵野美術大学(ムサビ)公認サークルです。
主にムサビに通う学生が組織し、運営・活動する団体で、月1回の活動の他、夏・春の長期休暇には茨城県笠間市岩間にて図工教室を開催しています。元はその名の通り、造形教育者を目指すムサビの学生によって始まったサークルですが、2016年で45代目を迎え、多くのOB・OGや子どもの保護者の方々からの支えを受けて年々活動のスタイルを変遷しながら存続し、今も元気に活動しています!
活動内容
【年間活動】
基本的にひと月に1度の活動を計画しており、これを「年間活動」と呼びます。
年間活動では子どもたちに、ものづくりや身体を使った体験の場を提供し、アトリエちびくろの学生がそれに付き添い活動を盛り上げています。
子どもたちは段ボールや布・絵の具やカッターなどを使って工作し、学生は道具の使い方をはじめ、アイデアの模索を手伝うなど子どもたちを教育・サポートします。
基本的に武蔵野美術大学鷹の台キャンパスを会場に活動していますが、近辺のキャンプ場などに赴き野焼きやバーベキューを楽しむこともあります。
【芸術祭】
アトリエちびくろは、毎年の武蔵野美術大学芸術祭にも参加します。
3メートルを超える高さの大きな山車(だし)を学生が製作し、子どもたちはオリジナルの衣装をまとって山車と共に校内をパレードします。ムサビの中央広場では山車を中心に、楽しく遊びながら来場者へむけてパフォーマンスをします。2016年度は海賊船をテーマに、子どもたちと大学校内をいたずらをしながら練り歩くパフォーマンスをしました。
【図工教室】
毎年夏休み・春休みの期間の年2回、茨城県笠間市岩間の「岩間第一分校」を会場に、年間活動の東京の子どもたち(東京っこ)に加え、地元・岩間の子どもたち(岩間っこ)を呼び春・夏の図工教室を開催しています。
元は小学校だった施設の岩間第一分校に滞在し、一週間前後の期間子どもたちと生活を共にしながら、年間活動と同じくものづくりや運動を体験し、東京ではできない特別なイベントを楽しみます。岩間第一分校は水道の一部は井戸水を利用・台所のコンロを除く全ての火の元は薪・かまどを使うなど現代では殆ど利用する機会の無い設備を使い生活します。子どもたちは言うまでもなく、大学生もまたこれらの古い設備の利用を経た貴重な体験を楽しんでいます。
お知らせ
ちびくろでは、子どもと同じ立場で活動するため、学生には「ちびネーム」というあだ名が付いています。子どもも学生も、学年年齢関係なく、敬語を使わず友達のように遊びます。みんなで一緒にものづくりや楽しい遊びをしませんか?